海域アジア・オセアニア研究
Maritime Asian and Pacific Studies
京都大学拠点

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【報告】海域アジア・オセアニア研究(MAPS)2026年度若手研究集会・全体会議が開催されました

【報告】海域アジア・オセアニア研究(MAPS)2026年度若手研究集会・全体会議が開催されました

2026.10.2

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2026年9月7日(月)、国立民族学博物館(大阪吹田)にて海域アジア・オセアニア研究(MAPS)2026年度若手研究集会・全体会議が開催されました。
報告者と報告タイトルは以下の通りです。

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若手研究集会(午前の部)
1遠藤なつめ(東京都立大学人文科学研究科社会人類学教室 博士後期課程/MAPS都立大拠点)
「首里城の復興における空間の変化:内閣府、沖縄県、住民の絡み合い」
2 笹本美和(千葉大学大学院 人文公共学府 文化人類学研究室 博士後期課程/MAPS京大拠点)
「パプアニューギニアKomiufa村におけるCoffee Berry Borerの到来と生業の変容」
3 宮原千波(総合研究大学院大学人類文化研究コース 博士後期課程/MAPS民博拠点)
「木造船製作における集団協業:パプアニューギニア・ミルンベイ州の事例から」
4 加反真帆(慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート  助教/MAPS東洋大拠点)
「熱帯泥炭地をめぐるグローバル/ローカルな価値のずれ:インドネシア・リアウ州R村の事例」

全体会議(午後の部)
テーマ:海域アジア・オセアニアの栽培植物・家畜動物の利用
趣旨説明 古澤拓郎(東京大学大学院 教授・京都大学大学院 特定教授/MAPS京大拠点)
司会:小野林太郎(国立民族学博物館 教授/MAPS民博拠点代表)
総合討論司会:古澤拓郎・梅﨑昌裕(東京大学大学院 教授/MAPS京大拠点)
1 増田桃佳(東京大学大学院 助教/MAPS京大拠点)
「ニューカレドニア・マレ島の食卓から見るヤムイモの現在」
2 河野正治(東京都立大学 准教授/MAPS都立大拠点)
「海を渡ったヤムイモのゆくえ:ミクロネシア・ポーンペイ島における食物と想像力」
3 辻貴志(帯広畜産大学 客員研究員/MAPS民博拠点)
「フィリピン海域におけるスイギュウのドメスティケーション」
4 西川慧(石巻専修大学 准教授/MAPS東洋大拠点)
「インドネシア西スマトラ海岸部における牛の飼育と供犠」
5 コメント&総合討論

主催
海域アジア・オセアニア研究国立民族学博物館拠点

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笹本さんのご報告の様子


若手研究集会では、当拠点からは笹本美和さん(千葉大学大学院)にご発表いただきました。コーヒーノミキクイムシの到来がパプアニューギニアの村落社会にどのような影響を与えているかについてのご報告がなされました。

副代表・古澤拓郎先生によるコメント

全体会議では、当拠点が主導する海域アジア・オセアニアにおける栽培植物と動物飼育に関する研究に関する発表がなされました。当拠点副代表の古澤拓郎先生(東京大学大学院・教授)より趣旨説明をいただいたあと、当拠点からは増田桃佳先生(東京大学大学院・助教)にご発表いただきました。フランス領ニューカレドニアにおけるヤムイモの食材としての日常的利用に関するご報告がなされました。

総合討論では、海域アジア・オセアニアの生態環境の多様性とそれにともなう文化的多様性について、ヤムイモ、スイギュウ、牛を事例にさまざまな議論が展開されました。海域アジア・オセアニアという枠組みがもつ、民族・言語・生態環境・生業のいずれをとっても一様でなく、しかし海によってつながることを前提に推進される地域研究の面白みをうかがい知ることができる討論会となりました。