【報告】国際ワークショップ「新グローバル秩序におけるソロモン諸島の政治・環境・暮らし」を開催しました

2025.1.29
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MAPS京都大学拠点代表の古澤拓郎からワークショップの趣旨説明およびソロモン諸島の暮らしと変容について報告があったのち、第一セッションとしてソロモン諸島国立大学・学長のトランスフォーム・アンゴラウ教授がソロモン諸島の政治状況と外交政策について「覇権の変化を渡り行く:オセアニアの新しい世界秩序におけるソロモン諸島の外交政策」と題した特別講演がありました。続いて、東海大学の黒崎岳大博士から太平洋島嶼国の国内政治と周辺大国の外交的関与についての研究報告があり、さまざまな意見交換が行われました。続く第二セッションでは、ソロモン諸島国立大学・副学長のエリック・カトヴァイ博士より長期的な科学的森林研究に基づいた「ソロモン諸島の伐採された森林における生態学的真実の解明」という特別講演が行われ、医療創生大学の土谷ちひろ博士からはソロモン諸島やパラオにおける国際関係と食生活・生活習慣病に関する研究報告がありました。最後に、前駐ソロモン日本大使である三輪芳明氏をコメンテーターにお迎えし、登壇者によるパネルディスカッションが行われ、さまざまな課題解決のための研究の必要性と、京都大学とソロモン諸島国立大学との連携、日本とソロモン諸島との連携の重要さについてなど、活発な議論が行われました。
ソロモン諸島国立大学の両氏は翌日、京都大学の河野泰之・国際担当副学長と山越言・大学院アジア・アフリカ地域研究研究科研究科長を表敬訪問しました。
トランスフォーム・アンゴラウ学長による特別講演
エリック・カトヴァイ副学長による特別講演
パネルディスカッション
登壇者記念写真
京都大学訪問時
トランスフォーム・アンゴラウ学長が本学の河野泰之副学長に記念品としてングズングズを贈る