海域アジア・オセアニア研究
Maritime Asian and Pacific Studies
京都大学拠点

文字サイズ

研究活動

【レポート】「ミクロネシア連邦ポンペイ州におけるバショウ属栽培作物とその利用」(小谷真吾)

2024.4.15

お知らせ日本語研究活動


ミクロネシア連邦ポンペイ州におけるバショウ属栽培作物とその利用  小谷真吾(千葉大学文学部) キーワード:バショウ属栽培作物、バナナ、フェイバナナ、ドメスティケーション、環境利用実践   要旨  本研究は、ミクロネシア連邦ポンペイ州のバショウ属栽培作物の品種を同定し、他地域の品種との方名、表現型の異同を確認することを目的とした。果実に対する観察に基づいて11の品種が同定され、その利用も多……

【レポート】「ニューカレドニア・マレ島における食料の贈与交換と食生活」(増田桃佳)

2024.4.15

お知らせ日本語研究活動


ニューカレドニア・マレ島における食料の贈与交換と食生活 増田桃佳(東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻) キーワード:肥満、栄養、贈与交換、自給的農業   要旨  ニューカレドニア・マレ島において、食料の贈与交換と食生活の関係について予備調査を行なった。南太平洋の先住民において肥満や生活習慣病の増加が課題となっており、食の近代化がその要因の一つと考えられている。ニューカレド……

【報告】国際シンポジウム「移住とアイデンティティ」を開催しました

2024.1.31

お知らせ日本語研究活動


1/27-28に京都大学稲盛財団記念館で国際シンポジウム「移住とアイデンティティ」を開催しました。 1/27はインドネシア、ソロモン諸島、パラオ、ドイツ、日本など国内外の研究者から計6本の報告がありました。 1/28は海域アジア・オセアニア研究プロジェクトの各拠点メンバーから計8本の報告がありました。 2日間にわたり、国内外から50名以上の方々にご参加いただき、海域アジア・オセアニア研究につ……

【開催案内】1/27-28 国際シンポジウム「移住とアイデンティティ」の開催

2024.1.19

お知らせ日本語研究活動


人間文化研究機構 海域アジア・オセアニア研究プロジェクト(MAPS)では、1/27-28に国際シンポジウム・全体会議「移住とアイデンティティ」を開催いたします。   参加無料・事前登録なしでもご参加いただけますので、ふるってご参加ください。2023年度海域アジア・オセアニア研究(MAPS)国際シンポジウム・全体会議 「移住とアイデンティティ」 日時:2024年1月27日(土)~28日(……

【報告】インドネシア国立ハサヌディン大学医学部、同国モフタル・リアディ・ナノテクノロジー研究所との部局間交流協定

2023.12.12

お知らせ日本語研究活動


インドネシア国立ハサヌディン大学医学部、同国モフタル・リアディ・ナノテクノロジー研究所から代表団が本研究科を訪れ、部局間学術交流協定を締結しました。京都大学とハサヌディン大学とは長い交流の歴史があり、すでに大学間学術交流協定も締結しており、今回はさらに健康に関する研究交流を推進するために、新たな協定書に署名しました。MAPS事業でも、両機関との共同活動を進めていく予定です。 ハサヌディン大学医学……

【報告】MAPS京大拠点会議&合同調査(2023年度)を開催しました

2023.11.2

お知らせ日本語研究活動


2023年10月30日~11月1日に、長崎県小値賀町(五島列島)で、MAPS京大拠点の会議と異分野研究者による合同調査を行いました。会議では、協力者の増田桃佳さん(東京大学)と関家紗愛さん(東京大学)の研究報告ののち、海域アジア・オセアニアに関する情報交換や今後の研究について話し合いをしました。また、小値賀町の各地を訪れ、生業と暮らし、環境や文化に関する調査を行いました。 ……

【報告】ソロモン諸島国立大学で国際シンポジウムが開催されました

2023.9.15

お知らせ日本語研究活動


2023年9月15日に、ソロモン諸島国の首都ホニアラ市にある、ソロモン諸島国立大学(略称SINU)において、国際シンポジウムが開催されました。 このシンポジウムはソロモン諸島国立大学の調査・大学院研究オフィス(Office of Research & Postgraduate Studies:ORPS)と、科研費・基盤研究(A)「オセアニアの海面上昇と適応策が地域にもたらす影響解明と社会……

くまぷすレポート「ニューカレドニア先住民カナックにおける食料の贈与交換と食生活及び肥満の関連」(増田桃佳)

2023.11.20

お知らせ日本語研究活動


ニューカレドニア先住民カナックにおける食料の贈与交換と食生活及び肥満の関連 増田桃佳(東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻) キーワード:肥満、贈与交換、自給的農業   要旨  ニューカレドニア・マレ島において、食料の贈与交換と食生活及び肥満の関連に着目し、予備調査を行った。ニューカレドニアは人口の66%が過体重あるいは肥満であり、その要因の一つとして先住民カナックの食生活……

くまぷすレポート「パラオにおけるベテルチューイングの変遷」(岡野美桜)

2023.11.17

お知らせ日本語研究活動


パラオにおけるベテルチューイングの変遷 岡野美桜(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) キーワード:嗜好品利用、ベテルチューイング、たばこ、ビンロウ、健康観   要旨  パラオではベテルチューイングという嗜好習慣が広くに親しまれている。本研究は、社会や個人の変化に着目して、資料収集やベテルチューイングをする人々への参与観察、聞き取り調査、ビンロウやキンマに関する植生調……

古澤拓郎拠点代表が大同生命地域研究奨励賞を受賞しました

2023.8.21

お知らせ日本語研究活動


本拠点代表・古澤拓郎氏による「ソロモン諸島を基盤とする人類進化と適応に関する学際的地域研究の新展開」に対して、2023年度の大同生命地域研究奨励賞が贈られ、7月25日に贈呈式が執り行われました。 古澤氏はソロモン諸島を起点としてオセアニア・東南アジアにおける地域研究を精力的に展開してきました。人類生態学や国際保健学(グローバルヘルス)の観点に立ちつつも、既存の学問分野にとらわれない幅広いテーマで、……