海域アジア・オセアニア研究
Maritime Asian and Pacific Studies
京都大学拠点

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研究活動

【レポート】「ニューカレドニア・マレ島における「食べる」ヤムイモと「贈る」ヤムイモ」(増田桃佳)

2024.10.10

日本語研究活動


ニューカレドニア・マレ島における「食べる」ヤムイモと「贈る」ヤムイモ 増田桃佳(東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻) キーワード:自給的農業、贈与交換、食生活、社会的つながり   要旨  近代化が進む中、根菜類の栽培を中心としたオセアニア地域の自給的農業はどのように変化しているのだろうか。オセアニアで最も市場経済が浸透している地域の一つであるニューカレドニアでは、ヤムイモ……

【報告】オセアニア気候変動適応策データベースをWebGIS(オンライン地図)で公開しました

2024.9.18

お知らせ日本語研究活動


古澤拓郎(編)『オセアニアの気候変動と適応策:地球から地域へ』(風響社、2024年)で用いた、オセアニア各地で取られてきた気候変動への適応策についてのデータベースをArcGISオンラインを用いて地図で公開しました。 英語の査読付き論文として公開されている情報を中心に収集しました。各地で海面上昇などの気候変動の影響がみられるのか、健康問題などが生じているのか、それに対してどのような適応策がとられた……

【報告】インドネシア群泳多毛類の方名データベース(五十嵐忠孝氏収集)をWebGIS(オンライン地図)で公開しました

2024.9.18

お知らせ日本語研究活動


五十嵐忠孝氏が収集した、インドネシア各地の群泳多毛類の現地名と分布の一覧に、研究協力者の古澤拓郎が情報を追加してGISデータベースにしました。東部インドネシアではこのような多毛類を食する文化があり、海域アジア・オセアニアにおける食文化の多様性を理解するうえで貴重な研究資料です。   「食と健康MAP」 ArcGISオンライン 群泳多毛類の詳細は以下の論文でお読みいただ……

【報告】MAPS京都大学拠点の活動をWebGIS(オンライン地図)でアップデートしました

2024.9.18

お知らせ日本語研究活動


MAPS京都大学拠点では、研究活動を地図上で「見える化」する試みをしています。 これまでの主な活動を「食と活動MAPS」ページとArcGISオンラインで公開しています。   「食と活動MAPS」 ArcGISオンライン ……

【報告】ソロモン諸島国立大学と京都大学との大学間学術交流協定の調印

2024.7.20

お知らせ日本語研究活動


本プロジェクトの主要カウンターパートである、ソロモン諸島国立大学と京都大学との間で、大学間学術交流協定が調印されました。 大学間学術交流協定調印式の紹介(東南アジア地域研究専攻HP)  ……

【出版情報】『くまぷすマガジン』Volume 2の発行

2024.5.30

お知らせ出版情報日本語研究活動


2023年度の調査レポートをまとめた報告書『くまぷすマガジン』Volume 2が発行されました。   ダウンロードURL (PDF):くまぷすマガジン Vol. 2……

【レポート】「島原半島と有明海の漁業についての調査」(中尾勘悟)

2024.5.30

日本語研究活動


島原半島と有明海の漁業についての調査 中尾勘悟(肥前環境民俗(干潟文化)写真研究所) キーワード:島原半島、有明海、スクイ、石干見、伝統漁法   要旨  前年度に引き続き、「すくい」あるいは石干見について、漁法の詳細を詳しく調べるとともに、江戸時代における利用から現在の保存に至るまで、歴史的な変遷を明らかにすることを目的とする。本年度は資料収集として、長崎県立図書館郷土資料センター、長崎……

【レポート】「ミクロネシア連邦ポンペイ州におけるバショウ属栽培作物とその利用」(小谷真吾)

2024.4.15

日本語研究活動


ミクロネシア連邦ポンペイ州におけるバショウ属栽培作物とその利用  小谷真吾(千葉大学文学部) キーワード:バショウ属栽培作物、バナナ、フェイバナナ、ドメスティケーション、環境利用実践   要旨  本研究は、ミクロネシア連邦ポンペイ州のバショウ属栽培作物の品種を同定し、他地域の品種との方名、表現型の異同を確認することを目的とした。果実に対する観察に基づいて11の品種が同定され、その利用も多……

【レポート】「ニューカレドニア・マレ島における食料の贈与交換と食生活」(増田桃佳)

2024.4.15

日本語研究活動


ニューカレドニア・マレ島における食料の贈与交換と食生活 増田桃佳(東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻) キーワード:肥満、栄養、贈与交換、自給的農業   要旨  ニューカレドニア・マレ島において、食料の贈与交換と食生活の関係について予備調査を行なった。南太平洋の先住民において肥満や生活習慣病の増加が課題となっており、食の近代化がその要因の一つと考えられている。ニューカレド……

【報告】国際シンポジウム「移住とアイデンティティ」を開催しました

2024.1.31

お知らせ日本語研究活動


1/27-28に京都大学稲盛財団記念館で国際シンポジウム「移住とアイデンティティ」を開催しました。 1/27はインドネシア、ソロモン諸島、パラオ、ドイツ、日本など国内外の研究者から計6本の報告がありました。 1/28は海域アジア・オセアニア研究プロジェクトの各拠点メンバーから計8本の報告がありました。 2日間にわたり、国内外から50名以上の方々にご参加いただき、海域アジア・オセアニア研究につ……